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ソニア ウーシュレーガー先生の名を、またこうして記す事に深い喜びを感じます。禁欲的なまでに父祖に忠実な女史の技法は、著者の作品にその尊厳とともに確かに息づいています。その気高い羽根は著者の情熱と感性によって、色鮮やかな新たな翼となって翻り、伝統と退廃の美しい羽音を響かせる。高みより沸き出でた芸術が低きに流れ、定着したものが文化となるは世の習い。 ルネッサンス、バロック、ロココといった、父祖の萌芽が我々の愛するフォークアートと融合した、これはまさに文化。
我々と同じ楽しみを脈々と愛しんできた先人の存在、大いなる喜びと深遠なる感慨を感じさせる素晴らしい一冊をお届けいたします。